コロニアル屋根は、なぜ塗装が必要なのか?
「コロニアル屋根は塗装が必要なの? どれくらいで塗るのがいいんだ?」
そんな疑問をお持ちの方が多くいられましたので、こちらで解説をさせて頂きたいと思います。
出来るだけ分かりやすくご説明するために、実例を元にしております。
コロニアル塗装技術監修 ジャパンテック神奈川 萩原寛明(塗装歴20年)
コロニアル、スレート瓦 【年数別の劣化状況】
家を建ててから、7年目 10年目 14年目のコロニアルの様子
コロニアル屋根 8年目
コロニアル屋根 10年目
コロニアル屋根 14年目
コロニアル屋根は10年目が推奨メンテナンス時期です。
10年あたりから屋根にコケが発生し始めて、早いペースでコケ・カビが増殖していきます。
立地環境にもよりますが、14年目には北側の屋根にはコケが一面に広がることも少なくありません。
私たちの塗装工事は屋根を直すというより、今よりも傷まない様にする工事です。
防水性を回復させて、雨漏り対策をしましょう!
コロニアルに発生する傷みの症状
①コロニアル屋根材のひび割れ
コロニアル屋根のひび割れの様子です。
塗装工事が必要と感じられる第一の劣化症状です。
防水性が失われ、雨水を吸い込むようになると、
中性化が進み、自然と割れてしまいます。
②コケの発生
「屋根にコケが生えるの?」と、初めて塗装をする方によく言われます。
コロニアル屋根材はセメント素材なので、防水性が切れると雨水を吸い込みやすくなり、多湿状態になるためです。
③コロニアルの退色、変色、防水性の現象
太陽が良く当たると、紫外線・熱によって退色、変色が進みます。
太陽が当たる面にコケが繁殖する量は少ないです。
④棟押さえ止水材の劣化
棟包み・棟押さえ板金などと呼ばれているヶ所です。
板金のつぎめは、雨が入り込まない様に止水コーキング材で処理がされてますが、10年ちょっとで老朽化して防水性が失われています。
屋根は壁と違って見えないので、こういったトラブルは良くあります。
⑤棟押さえの釘
写真では見えにくいですが、棟押さえ板金を固定している釘が浮いています。10年目を迎える家では、釘の浮きが約6~7割の家で発生していると経験上で断言できます。
原因はステンレス釘が使われているためです。
サビが出ないので良いのですが、釘サイズが小さい為、抜けてきます。
(最近の新築ではビスが使わることが多くなってます)
⑥棟押さえの浮き
棟押さえ板金は、
新築当時からの固定があまかったり、⑤で紹介した釘の抜けが原因で板金が浮いてきます。
台風の時、吹込みがあるので注意が必要です。
⑦棟押さえのサビ
棟押さえは金属でできています。
非常にサビにくいガルバリウム鋼板という物が使われていますが、15年以上放置するとサビが発生します。
コロニアル屋根塗装が劣化以外でも、必要とされる理由があります
自然と発生するひび割れ。 一番、問題となる劣化です。
雨漏りを引き起こす直接の原因ともなりますし、ずれ落ちているケースもあります。
コロニアル屋根は”軽量薄型”というのを、商品の売りにしているので、どうしても劣化した時の強度的な問題があります。
塗装を10年~12年に一度やることで、大きな問題にならずに解決できる事がほとんどです。
コロニアル屋根のメンテナンスの中で、お客様にとって一番有益になるメンテナンス方法を考えて、 「コストパフォーマンス&ランニングコスト」 を計算してみました。
その結果、外壁塗装と屋根塗装を一緒に行うのであれば、
一番コストメリットが得られるのは塗装工事だという事が分かると思います。
塗装工事は、家を守る工事です。
防水性を復活させて、コロニアル屋根を健全な状態にすることは、家にとても良いことです。
家は資産です。
家が健全な状態であれば、売却するときも改築する時も色々な事が出来ます。 当たり前のことですが、家族を守る家を大切にしていきましょう。
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