優れた外壁塗材「ジョリパット」唯一の短所「汚れ」はこう落とせ
ジョリパット外壁はデザイン性と耐久性に優れているので、住宅にこだわりを持っているお客様からの支持を集めています。しかも多くの方に利用されているため、価格も比較的抑えられている点からシェアも拡大し、ジョリパットは「塗り壁の代名詞」のような存在です。優れた特質を多く持つジョリパットですが、汚れやすいという短所があります。そこでジョリパットの汚れの落とし方と補修方法を、プロ視点で解説します。
ジョリパット塗装技術監修 ジャパンテック神奈川 萩原寛明(塗装歴20年)
ジョリパットは大変人気があるが、「汚れやすい」欠点がある
一見するとスキがないジョリパットですが、唯一の泣き所は汚れやすいということです。
特に
・水アカ
・カビ
に悩まされているケースは少なくありません。
ジョリパットの水アカ汚れとは
ジョリパットの質感や風合いを出しているのは、表面の凹凸です。その凹凸が雨による水アカを生みやすくしているのです。
水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれていて、水が蒸発してもミネラルはその場にとどまります。ミネラルはすぐに落とさないと硬く固まってしまいます。これが水アカです。
上空から落ちてくる雨は住宅のジョリパット外壁に当たり、雨水はジョリパットの凹凸の奥に侵入していきます。雨が止んで晴れ上がると雨水の中の水分は蒸発しますが、雨水の中のミネラルはジョリパットの奥にとどまったままです。
水アカは当初は白色なのですが、汚れによって黒シミに変わります。ジョリパットが黒くなってしまうのはこのためで、この状態になると簡単には落ちません。
ジョリパットのカビ汚れとは
カビが普通の水アカや泥汚れなど異なるのは、微生物の一種である真菌が汚している点です。
カビには植物が持つ種はないのですが、その代わり胞子というものを持っています。植物は根を張らないと生きていけませんが、カビは胞子がどこかにくっつきさえすれば、勢力を拡大させることができます。
ジョリパットの表面の凹凸は、カビの胞子にとって絶好の付着場所といえ、そのためジョリパットはカビが発生しやすいのです。
ジョリパットはなぜ人気なのか
ジョリパットは、名古屋に本社があるアイカ工業株式会社が開発したとても優れた外壁塗材です。
ジョリパットがこれだけの支持を得ているのは、
・自由な色が使え、質感の変化をつけやすい
・ひび割れが比較的少ない(ゼロではありません)
・通気性が良く住宅が長持ちする
といった特長があります。
1つひとつ見ていきましょう。
自由な色が使え、質感の変化をつけやすい
ジョリパットは従来の製品では出せなかった色を多数用意しています。
ジョリパットを新築住宅に使えば、カントリー風にも北欧風にも地中海風にもすることができます。
質感も、あたたかみ、クールさ、落ち着いた雰囲気など、家主の好みに応じた風合いを出すことができます。
従来品に比べてひび割れが少ない
ジョリパットは粘り気がある素材なので下地の変化についていくことができて、従来品に比べるとひび割れが少ない塗材です。ジョリパットは特に、左右の割れには粘りを見せます。
ただ上下の割れは、左右の割れよりは頻繁に見かけます。
通気性が良く住宅が長持ちする
「木造住宅は呼吸をしている」と聞いたことがあると思いますが、これは「住宅内の湿気は外に出したほうがよい」という意味なのです。住宅に湿気がこもると、結露ができてカビが生えたりして、家のもちが悪くなります。
そこで外壁づくりでは、特殊な加工を施す外壁通気工法があります。
ジョリパットはこの外壁通気工法に対応しているので、ジョリパットを使った住宅はカビが発生しにくく、家が長持ちすると言われているのです。
ジョリパットは「割れない」わけではない
さらにジョリパットには「優秀さゆえの悩み」もあります。
ジョリパットは割れにくいのですが、絶対に割れないわけではありません。ジョリパットは耐久性が高い素材ですが、塗り方を誤るとメーカーが想定している耐久性は出ません。
また、ジョリパットは左右の動きには強いのですが、地震などの衝撃で住宅が上下に揺れたりすると、縦方向にひび割れが入ることがあります。
実際、プロの目で住宅街を見渡すと、多くのジョリパット外壁に「割れ」が入っています。
割れることがゼロではない。メンテナンスはやはり必要
ジョリパットは評判がいいだけに「大丈夫だろう」という油断を生みやすく、その結果不具合が見すごされてしまうのです。
ジョリパットとはいえ、メンテナンスは欠かせません。
DIY注意! こういう清掃・補修は駄目
ジョリパットの汚れ落としや補修をDIYでやろうと思っている方は、次の点に注意してください。
高圧洗浄機はNG
ジョリパットに汚れを落とすときに、ホームセンターなどで売っている家庭用の高圧洗浄機は効果がありません。「高圧」とはいえ、ジョリパットのしつこい汚れを落とすには水圧が弱すぎるからです。
また、業務用の高圧洗浄機を使ってしまうと、今度は水圧が強すぎて水を「より奥」へ押し込むことになってしまいます。ジョリパットの「より奥」に水が浸透してしまうと、その水分が蒸発した後に残るのはミネラルです。そのミネラルは「より頑固」な水アカをつくってしまいます。
プロも業務用の高圧洗浄機を使うことがあるのですが、プロは高圧洗浄機を使った後にきちんと外壁を処置するので、水アカが再発することがないのです。
タワシごしごしもやめたほうがいいでしょう
市販の外壁用洗剤やコンクリート用洗剤を使って、タワシを使ってごしごしやる方法もあまりおすすめできません。
手間がかかりすぎるからです。
タワシの毛がなくなるほど力を込めて長時間作業をしないと元の色は取り戻せません。
伸縮塗料で直さないで
ジョリパットのひび割れを伸縮塗料で補修しようとする方がいますが、絶対にやめてください。
伸縮塗料はジョリパットの変化に対応できるので、ジョリパットのひび割れ補修に適している――というもっともらしい説明が広がっていますが、プロはそのような安易な方法は使いません。
再びひび割れする確率が高いからです。
プロはひび割れた部分を下処理してから、ジョリパット専用のメンテナン塗料を使って補修します。
また伸縮塗料は補修したことが一目で分かります。せっかくジョリパットで見た目をよくしているのに、とてももったいない話です。
汚れ落としも補修も、プロに任せた方が無難です
ジョリパットの汚れ落としやはやはり、プロの手に任せたほうがいいでしょう。
・満足のいく仕上がりが得られる
・結局はコスト安
・その結果、家が長持ちする
プロに任せると、この3つのメリットが得られるからです。
ジャパンテック神奈川ならこうやる
当社ジャパンテック神奈川は、ジョリパット外壁の汚れ落としに長年携わってきました。また、ジョリパットの「割れ」補修にも自信があります。
当社のジョリパット対策メニューは、
・汚れ具合に応じた塗り替え
・汚れが目立たない色の提案
・汚れ再発防止の撥水材の吹き付け
・水アカ防止部材の設置
・ひび割れ補修
があります。
汚れ具合に応じた塗り替え
ジョリパットの汚れが通常の洗浄で落ちない場合、ジョリパットの塗り替えが最も効果的です。
しかし「塗り替えとなると費用が高額になるのではないか」と心配になると思います。
そこで当社では、汚れの程度を見極めて、塗り替え工事プランを立てています。
現場用の顕微鏡を使ってジョリパット外壁の汚れを見極めて、小さな汚れには低予算の工法を提案し、ひどい汚れには本格的な工法を提案します。
そしてもちろん当社は、ジョリパット専用のメンテナンス塗料を使っています。
そのメンテナンス塗料は「意匠性外壁材塗り替え塗料ジョリパットフレッシュ」といい、ジョリパットのメーカーであるアイカ工業がつくっているものです。
同じメーカーの製品なので相性がいいのです。
汚れが目立たない色の提案
もし外壁を全面的に塗り替える場合、今度は汚れが目立ちにくい色にしませんか。
当社はジョリパットの製品を知り尽くしているので、汚れが目立ちにくい色でありながら、家主や住人の方々の趣味に合わせた色を提案できます。
汚れ再発防止の撥水材の吹き付け
当社では、ジョリパット外壁を塗り替えた後に、オプションとして汚れ防止用の撥水剤の吹き付けを提案しています。
撥水剤の吹き付けは、汚れがまだ目立たない段階でもおすすめです。
水アカ防止部材の設置
当社なら、雨だれ・水アカが激しい所には、専用の水アカ防止部材を取り付けすることも提案できます。
当社は、単に汚れを落とすだけでなく、汚れをつきにくくする外壁を提供したいのです。
ひび割れ補修
ジョリパットのひび割れ補修ではまず、ひび割れた部分をコーキングします。コーキングとはひび割れた場所に雨が浸透しないように「止水材料」を塗る作業です。
その後、ジョリパット専用のメンテナンス塗料で補修していきます。
まとめ~落としきれない汚れはすぐにご一報ください
美しさと機能性を兼ね備えたジョリパットですが、メンテナンスは欠かせません。日頃から外壁清掃に力を入れている方の住宅でも、いつかは「落としきれない汚れ」に見舞われてしまいます。
そのような場合、ぜひ当社ジャパンテック神奈川にご一報ください。
最も効果的で最もコスト安な方法を提案させていただきます。
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