ジョリパット外壁は、塗料選びが難しい
あなたの家の壁 ジョリパット？
あなたの家 ジョリパット？ なんて聞かれて、分かる方は少ないですよね。 失礼しました。
分からない方は、建築図面を確認 又は 建てた会社に聞いて下さい。 単純な判断方法として、壁にコテ模様があったら、ジョリパット・ベルアートという商品が外壁に使われています。（コテ以外の模様もあります）
ジョリパット・ベルアートには塗替えでやってはいけない事や、使ってはいけない塗料があります。
この情報が、塗装業者として、２０２１年現在も知らないという方は多くいます。やってしまうと、非常に面倒なことになるので、ご注意ください！
ジョリパット壁・ベルアート壁 やってはいけない事
ひび割れがあるからと言って、伸縮性の有る塗料を塗ってはいけない。
防水塗装の作業風景
厚膜型ローラー作業中の写真
上記塗料は使わない方が良いです
ひび割れがあるときに良く使われる塗料が 伸縮系塗料です。
ひびが動いても、更に開いても、塗料が柔らかいので追従する事が出来ます。つまり、ひび割れが塗装に覆われて、表面上に出てこないという事です。非常に優れた塗料なのですが、ジョリパット壁・ベルアート壁には使用しない方が良いとされている材料です。
高圧洗浄 本気で洗ってはダメ。 中圧 程度で洗うのが望ましい
高圧洗浄 本気で洗ってはダメ。中圧 程度にて洗うのが望ましいです。
水を吸いこみやすい特性を持っているジョリパット・ベルアートを高圧で洗うと、水が含浸（吸い込む）してしまいます。
塗装工事は塗装面が湿気ていたり、水を含んでいる場合は工事が出来ないのですが、ジョリパットなどの場合は、表層が乾くのが早い為、内部に含浸している水分がどれくらいあるかが分からないという問題があります。
乾いたと思っても、水分を多分に含んでいる事がありますので、洗浄の圧力には注意が必要です！
誤った塗替え工事をしてしまうと、残念な結果になります
ジョリパット・ベルアートは１５年ほど前から新築に使用されることが増えてきました。 それが、現在 塗替えの必要性がでてきてメンテナンスをする時期になっています。
１０年、１５年前の商品は、今になって初めてのメンテナンス時期を迎えています。 ジョリパット壁・ベルアート壁に対する塗装メンテナンスの情報は建築業界全体的に不足している状態でした。（ちょっと驚くような事実ですよね）
２０１４年あたりから、塗料メーカーが注意喚起をするようになり、誤った工事で被害を受けるお客様はだいぶ減ったことと思います。 ですが、今でも正しい施工方法を行われていない実情もあるので気を付けて下さい。
自分の家が ジョリパット壁・ベルアート壁 なのか分からない場合は・・・
拡大スコープ （４０倍顕微鏡＝ルーペ）で確認します
拡大スコープ（現場用 顕微鏡）
顕微鏡で見た時の画像
写真の様に、工事現場で使うタイプの顕微鏡があります。これで壁を見ます。
見えますでしょうか？ 右の写真は顕微鏡で見ている時の画像です。
壁の表面に巣穴の様にポツポツと穴があいているのが分かる事と思います。
これを私たちは”巣穴”と呼んでいます。
この巣穴はジョリパット壁・ベルアート壁の特徴です。
むしろ、この巣穴が塗替え出来る塗料・工法を限定する原因になっています。
この２つが、、 ジョリパット外壁 メンテナンス塗料です
ジョリパットフレッシュ （ジョリパット製造メーカー 純正メンテナンス塗料）
ジョリパットを製造している材料メーカー ＡＩＣＡ 。
メーカーより発売されている、意匠性外壁材塗替え塗料 と云います。
通気性が非常に高い塗料で、ジョリパット専用のメンテナンス塗料です。
アートフレッシュ （ベルアート製造メーカー 純正メンテナンス塗料）
この材料はエスケー化研 という材料メーカーより発売されてます。
上にベルアート製造メーカーとは書きましたが、ジョリパット（ＡＩＣＡ製）、弾性スタッコ（各種塗料メーカー材料）などの外壁 メンテナンス塗料として使用することが出来る ”メンテナンス塗料” です。
耐久性も非常に高く、安心できる材料です。 色もかなりの量がありますので、今までと雰囲気を変えたい方にもご満足頂くことができ、今までと同じ配色をすることも可能です。
他にも推奨塗料はありますが、上記２つがトラブルが起きない材料です。
ジョリパット壁・ベルアート壁 の 塗替え工事
ジョリパット壁の塗替えをしたＴ様宅です。
ご協力を頂き、事例としてご紹介いたします。
上記にいろいろ記したように、ジョリパット壁・ベルアート壁の塗替えは気を付けるべきことが多々あります。
塗装の長持ち＝家の長持ちにつながるのですが、
まずは家の仕組みと造りにあうやり方をしなければなりません。
私たちが工事をしたＴ様邸。
工事の様子をご確認いただき、これを読んでくれている方のお役に立てば、Ｔ様も私たちも嬉しい限りです。
川崎市多摩区 Ｔ様邸
外壁塗装
ジョリパット専用の塗替え塗料（通気型シリコン塗料）
※外壁に汚れ防止塗装も行います。（合計 ５回塗り）
附帯塗装
塗装をしておいた方が良い箇所を作業します
足場の組立 完了です。
外壁 高圧洗浄
外壁を洗う時の圧力に注意しながら汚れを落とします。
時間がありましたので、玄関回りなど洗えるところを一通りやっておきました。
エアコンカバーの取り外し
まずは、エアコンカバーの取り外し。
外壁のひび割れ補修
左の写真の様に、ひび割れを大きく広げます。
その中に止水材を注入し、補修を掛けていきます。
外壁ごとにひび割れ補修の仕方が変わりますが、写真の様にやっておくと長持ちします。
窓の回り 止水処理
窓の周りの止水処理です。
接着剤を塗ってから止水コーキング処理を行います。
外壁塗装前の 下地調整（昨日の続き）
ひび割れ 全体の写真ですのです。ひび割れ補修をしてみると、かなりのひび割れがあったことが分かります。
この下地調整作業が重要です。
外壁塗装 （付帯箇所 も しっかりと止水処理）
破風板という屋根と絡む部分です。 つぎ目の処理です。
板金笠木 の端部処理。 きちんと止水処理を行います。
窓周りも全体 止水処理。
塗装前のビニール養生
玄関前に敷いているシートは滑りにくいビニールシートを使っています。
工事中のお客様の安全に努めます。
その他もビニール養生を進めました。
外壁塗装 下塗り
外壁塗装を始めますので、ご近所の車にはカーシートを掛けさせていただきます。
使っている塗料は 防カビ配合型の塗料です。
なぜかというと、Ｔ様宅の外壁は通気性を持たせた塗替え方法で作業する必要がありました。
通気性が高いのは外壁の為になるのですが、カビなどの対策も同時に考えておいてあげると、より長持ちさせられます。 !(^^)!
外壁塗装 下塗り（続き）
外壁塗装 下塗り
外壁 見つけにくい ひび割れの探知方法
外壁に防カビ材配合の白い下塗りをします
すると、ひび割れだけ浮いて見えます。 大きいひび割れは先行補修済みです
ここまでやっておけば安心です！
再び 外壁 ひび割れ補修
下塗りをした後に、ひび割れの補修を行います。
この下塗り材を使うとひび割れが見つけやすくなるという意味もあります。
外壁塗装 中塗り
外壁の 下塗り・ひび割れの処理が完了しましたので、中塗りを入れます。
使っている塗料は ジョリパット壁・ベルアート壁の塗替え専用塗料 （通気型シリコン塗料）です。
耐久目安は10年です。
工事中にはこんな事も！ Ｔ様 ご協力感謝します！
Ｔ様 工事のご協力感謝いたします！
楽しんではいけないのかもしれませんが、昨日の作業時間は楽しかったです。（立木より）
請求書を送って下さいませ !(^^)! ぜひ、上塗りもお願いします！（萩原より）
最後までしっかり頑張ります。（三男より）
軒天塗装（日差し）
日差しです。太陽が当たらないので、防カビ塗料を使って塗り替えをしています
付帯塗装
左の写真は、雨トイに対してセラミック塗装です。
右の写真は、破風板という部分に対して下塗り後のセラミック塗装です。
陽当たりに合わせて塗装回数を変えます。（陽がよく当たる面には、多めに塗装します）
外壁塗装 端末処理
外壁塗装 端部の塗装です。 日差しにマスキング養生して有ります。
たっぷりと塗り重ねていきます。
外壁塗装 上塗り
中塗りと同じ材料を塗り重ねて仕上げます。
（たっぷりと塗って、膜厚を均一にします）
外壁に汚れを防止する 撥水剤を吹付しました。
これで、水垢 汚れなどは通常よりも発生しづらくなります。
勿論、カビ対策にもなります。
シャッター塗装 です。
左の写真 シャッター塗装前のケレン作業です。
右の写真 セラミック塗装を行いました。
付帯部の塗装
雨トイの塗装 キリヨケの塗装 セラミックウレタン塗装（仕上げ）です
左の写真 外していたエアコン配管カバーです。 復旧して、仕上げに塗装を行います。
こちらも、エアコン配管テープです。
露出している部分は保護テープを巻いて置くと長持ちします！
こちらは、水切り板金の塗装です
T様邸 外装工事 完了
工事終了時にT様奥様から頂けた言葉、（言葉というか思い）僕たち全員、大変感激しました。ここまで、僕たちを大切にして下さったお客様は本当に数えられるほどしかいなかったと思います。
S様邸から工事が始まり T様邸の塗替え工事 そして、T様邸の塗替え工事。
3件並んで工事をさせて頂き、雨が想像以上に長引き2か月間という長期間になってしまいましたが、無事に完了が出来たので、本当に良かったです。
そして、皆様と楽しくお話しできた時間も一旦終了してしまいますが、皆様はジャパンテック神奈川のお客様です。
外装分野でしか、お力になれないのでしょうが、それでも、困っているときは行きますのでご連絡を頂けたらと思います。
誠に、ありがとうございました！ 本当に感謝 感謝 です。
今後は、アフターケアでお会いできることと思います。
再開できる日を楽しみにしています！
ジョリパット外壁の塗替えメンテナンス（３件同時施工） 皆様と記念撮影
工事中、ご近所の方々もご一緒にと 工事をさせて頂きました。
本当に皆様 喜んでいただけて嬉しかったです。お役に立てた充実感がありました。
せっかくの機会に、皆様とご一緒に写真を撮りましたので載せさせていただきました。
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ジョリパットは塗替えでやってはいけない事や、使ってはいけない塗料があります。やってしまうと、非常に面倒なことになるので注意が必要・・・
■ジャパンテック神奈川の外壁塗装工事 実績
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工事後のアフターサービス 点検報告です
長持ちする塗替え工事をする業者は、
築年数・傷みの度合い・使われている素材をしっかりと確認します。
塗装は３回塗りが一般的ですが、傷みの度合いが激しい場合は塗装回数を増やすことです。
重要なのは価格ではなく内容で、傷みに合わせて工事を行う事。
工事が成功するかどうかの決め手は最初の調査・診断と施工中の現場判断にポイントがあります。
尚、手抜き工事は見積りで見抜くことは出来ませんが、
下地調整を重視した工事内容は見積りで確認することができます。